高峰秀子を知るための著作全ガイド
書籍の紹介
以下の書籍は二十四の瞳映画村 書肆海風堂で展示販売しています。
高峰秀子・松山善三・斎藤明美関連の書籍は二十四の瞳映画村 書肆海風堂にお問い合わせください。 umikazedo@24-hitomi.jp
高峰秀子の著書
エッセイ
自伝
料理
『ウー、うまい!』河出文庫
大食いしん坊でもあった大女優・エッセイスト高峰秀子の、国内外の食べ歩きや、うまいもの全般に関する食道楽の記録・随筆オリジナルアンソロジー。ササッとかんたんから、珍しい蛇料理、鳩料理まで。
『おいしいおはなし』ちくま文庫
『台所のオーケストラ』文春文庫
料理上手で名を馳せた著者の、まさに真骨頂とも言える一冊。和食、洋食、中華、スープ、はては3分でできる惣菜など、実に300のレシピが納めれ、そこに名エッセイが付いているとあって、刊行当時は結婚する女性へのプレゼントにされたとか。一家に一冊備えておきたい実用満点の料理本。
『高峰秀子のレシピ』PHP研究所
料理上手で名を馳せた著者の、まさに真骨頂とも言える一冊。和食、洋食、中華、スープ、はては3分でできる惣菜など、実に300のレシピが納めれ、そこに名エッセイが付いているとあって、刊行当時は結婚する女性へのプレゼントにされたとか。一家に一冊備えておきたい実用満点の料理本。
暮らし
『高峰秀子おしゃれの流儀』筑摩書房
★自宅内を撮影した希少版
『私のごひいき』河出書房新社
『いいもの見つけた』で取り上げた日常品よりさらに安価で庶民的な便利品を高峰がセレクト。著者の生活への慈しみが感じられる一冊。
『いいもの見つけた』中公文庫
高峰が日々愛して使っていた日常品に、そのさりげないアイデアと譲らない自身の好みが感じられる一冊。
『瓶の中』河出書房新社
★カラー写真満載の豪華本
高峰が愛する調度品や身の回りの品々を初めて公開した著書。名カメラマン・大倉舜二氏撮影による見事なカラー写真が満載されて、品々の魅力を一層盛り上げている。「暮しのたのしみ」「食べある記」「春秋秋思」の3部構成は、高峰自身「これが最後の著書になると思う」と著したように、いわば高峰秀子の美の集大成とも言うべき充実感に溢れている。
『高峰秀子 暮しの流儀』新潮社とんぼシリーズ
最初で最後の親子3人による著書。最期の衣食住にわたり、高峰の選択と好み、工夫を、美しい写真入りで紹介。殊に老後の暮しぶりは、高峰の多くを望まず、一層そぎ落とされた心境が反映されて、興味深い。これからどう暮らすか、老後をどう暮らすか、心にある人には必見の書。
『コットンが好き』文春文庫
愛する身の回りの品々を一つ一つ取り上げて、写真と随筆によって紹介した本書は、いわば“『瓶の中』その後”であり、品々が持つ思い出に加えて、高峰の、選択眼がさらに際立つ、高峰のセンスを知るうえでなくてはならない一冊。
人間観察
『私のインタヴュー』河出文庫
★市政の人々と語り合う
30代の高峰が、女中さんやニコヨンさんなど、当時の下積みの、あるいは市井の女性たちと語り合った貴重な著書。高峰自身が「是非会いたい」と願って実現した本書には、当時の働く女性たちの肉声と時代が記録され、同時に高峰の人間性が読み取れて、貴重。
『いっぴきの虫』文春文庫
★各界の著名人について
松下幸之助、木村伊兵衛、杉村春子、有吉佐和子、市川崑……、各界の一流人に夫・松山善三を加えた総勢21組の人々と高峰が交わした会話と逸話を、名文で綴る。高峰の鋭い洞察力と独自の感性が、一人一人の意外な素顔を浮かび上がらせて絶品。
『おいしい人間』文春文庫
“高峰秀子にんげんシリーズ”の第1弾。幼い頃、共演した大河内伝次郎の秘話に始まり、高峰の人間への想い、その視線が胸を打つ名著。
『人情話 松太郎』文春文庫
作家・川口松太郎の口跡を残したいと、高峰が取り組んだロングインタビュー。高峰が父とも慕い、実際、仲人も務めた川口の、その歯切れのよい江戸弁と人間性が見事に浮かび上がる。苦労人2人が忌憚なく語り合う、まさに名人が名人を描いた珠玉の一冊。
『わたしの梅原龍三郎』文春文庫
「君は僕の、まぎれもない友人です」、画壇の巨人をして高峰の何がそう言わしめたのか——。そして高峰が終生、梅原を敬愛したその想いとは? 梅原への敬慕の情をあますことなく綴った、愛情あふれる一冊。
対談
『高峰秀子と十二の女たち』河出書房新社
『高峰秀子と十二人の男たち』河出書房新社
三島由紀夫、成瀬巳喜男、森繁久弥など、続々と発見される高峰の対談を、男性の対談相手だけを新たにまとめた貴重な一冊。
『高峰秀子かく語りき』文藝春秋
★高峰10代から70代までの対談を網羅
長谷川一夫、谷崎潤一郎、田中絹代、河野一郎、ドナルド・キーン、井上ひさし など、高峰が24歳の時から78歳まで、延べ74人の昭和の巨人たちと語りつくした 貴重な記録。
結婚
『まいまいつぶろ』河出文庫
★結婚直後の随筆
結婚後、初めて著した一冊。念願の松山善三との生活を始めた高峰の、女性としてのふくよかさが香る希少な著書。妻として主婦として、そして人間として、当時でなくては書けない著者の想いがそこはかとなく漂う。
『高峰秀子 夫婦の流儀』新潮社とんぼシリーズ
知名度から収入などあまりに釣り合わぬカップル誕生に、当時こぞって「3か月で別れる」と噂が流れたのに反して、二人は実に56年という歳月を添い遂げた。その裏にはどのような互いの努力があったのか、また実際、どのような暮らしぶりをしていたのか。結婚している人もいない人も、必ずや得ることがある一冊。
旅
『旅は道づれ雪月花』中公文庫
北海道から九州まで、初老の夫婦が訪ね歩く美味しい店と名旅館。食いしん坊の二人ならではの食感と、夫婦ならではの会話が、読む者に旅の楽しさと地方色豊かな食材、料理の味を堪能させてくれる。
『旅日記 ヨーロッパ二人三脚』ちくま文庫
高峰の死後、発見された旅日記を単行本化した貴重な一冊。高峰主演の「無法松の一生」を携え、夫・松山善三とベネチア国際映画祭に出席。見事金獅子賞に輝くも、そのことはさらりと書いて終わるところがいかにも高峰らしく、稲垣浩監督以下が帰国したあとも二人はヨーロッパに居残って3か月過ごす。淡々とした筆致の中で、ふとした一文に高峰の夫への想いがうかがえる魅力的な一冊。
『巴里ひとりある記』河出文庫
★初の著書
独身時代に著した唯一の著書。27歳でパリに半年“逃亡した”高峰秀子の心境と、現地での貴重な体験を日記風に綴る。この半年が人間・高峰秀子にどのような影響を与え、また高峰はどのように再生したか、その人生の転換期の秘密がわかる一冊。
『つづりかた巴里』中公文庫
松山善三との婚約を発表する時、結婚前夜、そして「引退宣言」と書き立てられた頃……。果たしてその時の心境は?真実は?その時の高峰が自身の筆で綴った、さりげない、だが臨場感溢れる、あまりにリアルな情報に満ちた一冊。
『旅は道づれガンダーラ』中公文庫
『旅は道づれツタンカーメン』中公文庫
夫が「行こう」と言えばどこへでも。そんな著者が、現在では訪れることさえ難しい中東の地へ。旅の支度から現地での生活の工夫、夫とのユーモラスな会話など。読む者にも貴重な体験をさせてくれる紀行文。
『旅は道づれアロハ・ハワイ』中公文庫
松山善三と共著高峰がこれほど愛した土地はないだろう。30年の間、ハワイに家を持って毎年、夏冬必ず通い続けたハワイの歴史と伝統、文か、人々の暮らし、食……。単なる観光客ではない、訪れる土地に常に敬意と愛情をもって暮らした夫婦の、ハワイ完全ガイドブックであり、名随筆。これを読めば誰でもハワイ通になれる。
『高峰秀子 旅の流儀』新潮社とんぼシリーズ
準備万端、工夫満点、国内外の各地を旅した高峰の旅の極意と、高峰が愛したパリとホノルルにおける姿を、貴重な写真を満載して紹介する贅沢な一冊。
珠玉の随筆
『高峰秀子の反骨』河出書房新社
『類型的なものは好きじゃないんですよ』河出書房新社
『あぁ、くたびれた』河出書房新社
『にんげん蚤の市』河出文庫
晩年の暮らしぶり、老境、身辺の出来事、そして三船敏郎、乙羽信子など、亡き共演者への想いとエピソードが満載されている。殊に車椅子姿の老いた三船を隠し撮りした写真誌に猛然と抗議するくだりは、高峰の正義感を象徴して圧巻である。
『ダンナの骨壺』河出書房新社
『コーちゃんと真夜中のブランデー』河出書房新社
仲が良かった越路吹雪との思い出など、人間から生活まで、若き高峰から老いの入り口に至るまで、名文家の埋もれていた随筆がここに蘇る。
『にんげん住所録』文春文庫
この“高峰秀子人間シリーズ”完結で筆を置いた、著者最後の随筆集。76歳のもと女優が日々をどのように生き、そして日常の些細な出来事に何を見たのか——。まだまだ読みたかったと思わせてしまう、惜別の想い募る一冊。
『にんげんのおへそ』文春文庫
老いてますます観察眼が冴える著者の、なにげなく、それでいて人間の真実を突く筆が、読む者を励ます。
写真集
美術
人生相談
料理
『ウー、うまい!』河出文庫
大食いしん坊でもあった大女優・エッセイスト高峰秀子の、国内外の食べ歩きや、うまいもの全般に関する食道楽の記録・随筆オリジナルアンソロジー。ササッとかんたんから、珍しい蛇料理、鳩料理まで。
『おいしいおはなし』ちくま文庫
『台所のオーケストラ』文春文庫
料理上手で名を馳せた著者の、まさに真骨頂とも言える一冊。和食、洋食、中華、スープ、はては3分でできる惣菜など、実に300のレシピが納めれ、そこに名エッセイが付いているとあって、刊行当時は結婚する女性へのプレゼントにされたとか。一家に一冊備えておきたい実用満点の料理本。
『高峰秀子のレシピ』PHP研究所
料理上手で名を馳せた著者の、まさに真骨頂とも言える一冊。和食、洋食、中華、スープ、はては3分でできる惣菜など、実に300のレシピが納めれ、そこに名エッセイが付いているとあって、刊行当時は結婚する女性へのプレゼントにされたとか。一家に一冊備えておきたい実用満点の料理本。
暮らし
『高峰秀子おしゃれの流儀』筑摩書房
★自宅内を撮影した希少版
『私のごひいき』河出書房新社
『いいもの見つけた』で取り上げた日常品よりさらに安価で庶民的な便利品を高峰がセレクト。著者の生活への慈しみが感じられる一冊。
『いいもの見つけた』中公文庫
高峰が日々愛して使っていた日常品に、そのさりげないアイデアと譲らない自身の好みが感じられる一冊。
『瓶の中』河出書房新社
★カラー写真満載の豪華本
高峰が愛する調度品や身の回りの品々を初めて公開した著書。名カメラマン・大倉舜二氏撮影による見事なカラー写真が満載されて、品々の魅力を一層盛り上げている。「暮しのたのしみ」「食べある記」「春秋秋思」の3部構成は、高峰自身「これが最後の著書になると思う」と著したように、いわば高峰秀子の美の集大成とも言うべき充実感に溢れている。
『高峰秀子 暮しの流儀』新潮社とんぼシリーズ
最初で最後の親子3人による著書。最期の衣食住にわたり、高峰の選択と好み、工夫を、美しい写真入りで紹介。殊に老後の暮しぶりは、高峰の多くを望まず、一層そぎ落とされた心境が反映されて、興味深い。これからどう暮らすか、老後をどう暮らすか、心にある人には必見の書。
『コットンが好き』文春文庫
愛する身の回りの品々を一つ一つ取り上げて、写真と随筆によって紹介した本書は、いわば“『瓶の中』その後”であり、品々が持つ思い出に加えて、高峰の、選択眼がさらに際立つ、高峰のセンスを知るうえでなくてはならない一冊。
人間観察
『私のインタヴュー』河出文庫
★市政の人々と語り合う
30代の高峰が、女中さんやニコヨンさんなど、当時の下積みの、あるいは市井の女性たちと語り合った貴重な著書。高峰自身が「是非会いたい」と願って実現した本書には、当時の働く女性たちの肉声と時代が記録され、同時に高峰の人間性が読み取れて、貴重。
『いっぴきの虫』文春文庫
★各界の著名人について
松下幸之助、木村伊兵衛、杉村春子、有吉佐和子、市川崑……、各界の一流人に夫・松山善三を加えた総勢21組の人々と高峰が交わした会話と逸話を、名文で綴る。高峰の鋭い洞察力と独自の感性が、一人一人の意外な素顔を浮かび上がらせて絶品。
『おいしい人間』文春文庫
“高峰秀子にんげんシリーズ”の第1弾。幼い頃、共演した大河内伝次郎の秘話に始まり、高峰の人間への想い、その視線が胸を打つ名著。
『人情話 松太郎』文春文庫
作家・川口松太郎の口跡を残したいと、高峰が取り組んだロングインタビュー。高峰が父とも慕い、実際、仲人も務めた川口の、その歯切れのよい江戸弁と人間性が見事に浮かび上がる。苦労人2人が忌憚なく語り合う、まさに名人が名人を描いた珠玉の一冊。
『わたしの梅原龍三郎』文春文庫
「君は僕の、まぎれもない友人です」、画壇の巨人をして高峰の何がそう言わしめたのか——。そして高峰が終生、梅原を敬愛したその想いとは? 梅原への敬慕の情をあますことなく綴った、愛情あふれる一冊。
対談
『高峰秀子と十二の女たち』河出書房新社
『高峰秀子と十二人の男たち』河出書房新社
三島由紀夫、成瀬巳喜男、森繁久弥など、続々と発見される高峰の対談を、男性の対談相手だけを新たにまとめた貴重な一冊。
『高峰秀子かく語りき』文藝春秋
★高峰10代から70代までの対談を網羅
長谷川一夫、谷崎潤一郎、田中絹代、河野一郎、ドナルド・キーン、井上ひさし など、高峰が24歳の時から78歳まで、延べ74人の昭和の巨人たちと語りつくした 貴重な記録。
結婚
『まいまいつぶろ』河出文庫
★結婚直後の随筆
結婚後、初めて著した一冊。念願の松山善三との生活を始めた高峰の、女性としてのふくよかさが香る希少な著書。妻として主婦として、そして人間として、当時でなくては書けない著者の想いがそこはかとなく漂う。
『高峰秀子 夫婦の流儀』新潮社とんぼシリーズ
知名度から収入などあまりに釣り合わぬカップル誕生に、当時こぞって「3か月で別れる」と噂が流れたのに反して、二人は実に56年という歳月を添い遂げた。その裏にはどのような互いの努力があったのか、また実際、どのような暮らしぶりをしていたのか。結婚している人もいない人も、必ずや得ることがある一冊。
旅
『旅は道づれ雪月花』中公文庫
北海道から九州まで、初老の夫婦が訪ね歩く美味しい店と名旅館。食いしん坊の二人ならではの食感と、夫婦ならではの会話が、読む者に旅の楽しさと地方色豊かな食材、料理の味を堪能させてくれる。
『旅日記 ヨーロッパ二人三脚』ちくま文庫
高峰の死後、発見された旅日記を単行本化した貴重な一冊。高峰主演の「無法松の一生」を携え、夫・松山善三とベネチア国際映画祭に出席。見事金獅子賞に輝くも、そのことはさらりと書いて終わるところがいかにも高峰らしく、稲垣浩監督以下が帰国したあとも二人はヨーロッパに居残って3か月過ごす。淡々とした筆致の中で、ふとした一文に高峰の夫への想いがうかがえる魅力的な一冊。
『巴里ひとりある記』河出文庫
★初の著書
独身時代に著した唯一の著書。27歳でパリに半年“逃亡した”高峰秀子の心境と、現地での貴重な体験を日記風に綴る。この半年が人間・高峰秀子にどのような影響を与え、また高峰はどのように再生したか、その人生の転換期の秘密がわかる一冊。
『つづりかた巴里』中公文庫
松山善三との婚約を発表する時、結婚前夜、そして「引退宣言」と書き立てられた頃……。果たしてその時の心境は?真実は?その時の高峰が自身の筆で綴った、さりげない、だが臨場感溢れる、あまりにリアルな情報に満ちた一冊。
『旅は道づれガンダーラ』中公文庫
『旅は道づれツタンカーメン』中公文庫
夫が「行こう」と言えばどこへでも。そんな著者が、現在では訪れることさえ難しい中東の地へ。旅の支度から現地での生活の工夫、夫とのユーモラスな会話など。読む者にも貴重な体験をさせてくれる紀行文。
『旅は道づれアロハ・ハワイ』中公文庫
松山善三と共著高峰がこれほど愛した土地はないだろう。30年の間、ハワイに家を持って毎年、夏冬必ず通い続けたハワイの歴史と伝統、文か、人々の暮らし、食……。単なる観光客ではない、訪れる土地に常に敬意と愛情をもって暮らした夫婦の、ハワイ完全ガイドブックであり、名随筆。これを読めば誰でもハワイ通になれる。
『高峰秀子 旅の流儀』新潮社とんぼシリーズ
準備万端、工夫満点、国内外の各地を旅した高峰の旅の極意と、高峰が愛したパリとホノルルにおける姿を、貴重な写真を満載して紹介する贅沢な一冊。
珠玉の随筆
『高峰秀子の反骨』河出書房新社
『類型的なものは好きじゃないんですよ』河出書房新社
『あぁ、くたびれた』河出書房新社
『にんげん蚤の市』河出文庫
晩年の暮らしぶり、老境、身辺の出来事、そして三船敏郎、乙羽信子など、亡き共演者への想いとエピソードが満載されている。殊に車椅子姿の老いた三船を隠し撮りした写真誌に猛然と抗議するくだりは、高峰の正義感を象徴して圧巻である。
『ダンナの骨壺』河出書房新社
『コーちゃんと真夜中のブランデー』河出書房新社
仲が良かった越路吹雪との思い出など、人間から生活まで、若き高峰から老いの入り口に至るまで、名文家の埋もれていた随筆がここに蘇る。
『にんげん住所録』文春文庫
この“高峰秀子人間シリーズ”完結で筆を置いた、著者最後の随筆集。76歳のもと女優が日々をどのように生き、そして日常の些細な出来事に何を見たのか——。まだまだ読みたかったと思わせてしまう、惜別の想い募る一冊。
『にんげんのおへそ』文春文庫
老いてますます観察眼が冴える著者の、なにげなく、それでいて人間の真実を突く筆が、読む者を励ます。
写真集
美術
人生相談
『ウー、うまい!』河出文庫
大食いしん坊でもあった大女優・エッセイスト高峰秀子の、国内外の食べ歩きや、うまいもの全般に関する食道楽の記録・随筆オリジナルアンソロジー。ササッとかんたんから、珍しい蛇料理、鳩料理まで。
『おいしいおはなし』ちくま文庫
『台所のオーケストラ』文春文庫
料理上手で名を馳せた著者の、まさに真骨頂とも言える一冊。和食、洋食、中華、スープ、はては3分でできる惣菜など、実に300のレシピが納めれ、そこに名エッセイが付いているとあって、刊行当時は結婚する女性へのプレゼントにされたとか。一家に一冊備えておきたい実用満点の料理本。
『高峰秀子のレシピ』PHP研究所
料理上手で名を馳せた著者の、まさに真骨頂とも言える一冊。和食、洋食、中華、スープ、はては3分でできる惣菜など、実に300のレシピが納めれ、そこに名エッセイが付いているとあって、刊行当時は結婚する女性へのプレゼントにされたとか。一家に一冊備えておきたい実用満点の料理本。
『高峰秀子おしゃれの流儀』筑摩書房
★自宅内を撮影した希少版『私のごひいき』河出書房新社
『いいもの見つけた』で取り上げた日常品よりさらに安価で庶民的な便利品を高峰がセレクト。著者の生活への慈しみが感じられる一冊。
『いいもの見つけた』中公文庫
高峰が日々愛して使っていた日常品に、そのさりげないアイデアと譲らない自身の好みが感じられる一冊。
『瓶の中』河出書房新社
★カラー写真満載の豪華本高峰が愛する調度品や身の回りの品々を初めて公開した著書。名カメラマン・大倉舜二氏撮影による見事なカラー写真が満載されて、品々の魅力を一層盛り上げている。「暮しのたのしみ」「食べある記」「春秋秋思」の3部構成は、高峰自身「これが最後の著書になると思う」と著したように、いわば高峰秀子の美の集大成とも言うべき充実感に溢れている。
『高峰秀子 暮しの流儀』新潮社とんぼシリーズ
最初で最後の親子3人による著書。最期の衣食住にわたり、高峰の選択と好み、工夫を、美しい写真入りで紹介。殊に老後の暮しぶりは、高峰の多くを望まず、一層そぎ落とされた心境が反映されて、興味深い。これからどう暮らすか、老後をどう暮らすか、心にある人には必見の書。
『コットンが好き』文春文庫
愛する身の回りの品々を一つ一つ取り上げて、写真と随筆によって紹介した本書は、いわば“『瓶の中』その後”であり、品々が持つ思い出に加えて、高峰の、選択眼がさらに際立つ、高峰のセンスを知るうえでなくてはならない一冊。
人間観察
『私のインタヴュー』河出文庫
★市政の人々と語り合う
30代の高峰が、女中さんやニコヨンさんなど、当時の下積みの、あるいは市井の女性たちと語り合った貴重な著書。高峰自身が「是非会いたい」と願って実現した本書には、当時の働く女性たちの肉声と時代が記録され、同時に高峰の人間性が読み取れて、貴重。
『いっぴきの虫』文春文庫
★各界の著名人について
松下幸之助、木村伊兵衛、杉村春子、有吉佐和子、市川崑……、各界の一流人に夫・松山善三を加えた総勢21組の人々と高峰が交わした会話と逸話を、名文で綴る。高峰の鋭い洞察力と独自の感性が、一人一人の意外な素顔を浮かび上がらせて絶品。
『おいしい人間』文春文庫
“高峰秀子にんげんシリーズ”の第1弾。幼い頃、共演した大河内伝次郎の秘話に始まり、高峰の人間への想い、その視線が胸を打つ名著。
『人情話 松太郎』文春文庫
作家・川口松太郎の口跡を残したいと、高峰が取り組んだロングインタビュー。高峰が父とも慕い、実際、仲人も務めた川口の、その歯切れのよい江戸弁と人間性が見事に浮かび上がる。苦労人2人が忌憚なく語り合う、まさに名人が名人を描いた珠玉の一冊。
『わたしの梅原龍三郎』文春文庫
「君は僕の、まぎれもない友人です」、画壇の巨人をして高峰の何がそう言わしめたのか——。そして高峰が終生、梅原を敬愛したその想いとは? 梅原への敬慕の情をあますことなく綴った、愛情あふれる一冊。
対談
『高峰秀子と十二の女たち』河出書房新社
『高峰秀子と十二人の男たち』河出書房新社
三島由紀夫、成瀬巳喜男、森繁久弥など、続々と発見される高峰の対談を、男性の対談相手だけを新たにまとめた貴重な一冊。
『高峰秀子かく語りき』文藝春秋
★高峰10代から70代までの対談を網羅
長谷川一夫、谷崎潤一郎、田中絹代、河野一郎、ドナルド・キーン、井上ひさし など、高峰が24歳の時から78歳まで、延べ74人の昭和の巨人たちと語りつくした 貴重な記録。
結婚
『まいまいつぶろ』河出文庫
★結婚直後の随筆
結婚後、初めて著した一冊。念願の松山善三との生活を始めた高峰の、女性としてのふくよかさが香る希少な著書。妻として主婦として、そして人間として、当時でなくては書けない著者の想いがそこはかとなく漂う。
『高峰秀子 夫婦の流儀』新潮社とんぼシリーズ
知名度から収入などあまりに釣り合わぬカップル誕生に、当時こぞって「3か月で別れる」と噂が流れたのに反して、二人は実に56年という歳月を添い遂げた。その裏にはどのような互いの努力があったのか、また実際、どのような暮らしぶりをしていたのか。結婚している人もいない人も、必ずや得ることがある一冊。
旅
『旅は道づれ雪月花』中公文庫
北海道から九州まで、初老の夫婦が訪ね歩く美味しい店と名旅館。食いしん坊の二人ならではの食感と、夫婦ならではの会話が、読む者に旅の楽しさと地方色豊かな食材、料理の味を堪能させてくれる。
『旅日記 ヨーロッパ二人三脚』ちくま文庫
高峰の死後、発見された旅日記を単行本化した貴重な一冊。高峰主演の「無法松の一生」を携え、夫・松山善三とベネチア国際映画祭に出席。見事金獅子賞に輝くも、そのことはさらりと書いて終わるところがいかにも高峰らしく、稲垣浩監督以下が帰国したあとも二人はヨーロッパに居残って3か月過ごす。淡々とした筆致の中で、ふとした一文に高峰の夫への想いがうかがえる魅力的な一冊。
『巴里ひとりある記』河出文庫
★初の著書
独身時代に著した唯一の著書。27歳でパリに半年“逃亡した”高峰秀子の心境と、現地での貴重な体験を日記風に綴る。この半年が人間・高峰秀子にどのような影響を与え、また高峰はどのように再生したか、その人生の転換期の秘密がわかる一冊。
『つづりかた巴里』中公文庫
松山善三との婚約を発表する時、結婚前夜、そして「引退宣言」と書き立てられた頃……。果たしてその時の心境は?真実は?その時の高峰が自身の筆で綴った、さりげない、だが臨場感溢れる、あまりにリアルな情報に満ちた一冊。
『旅は道づれガンダーラ』中公文庫
『旅は道づれツタンカーメン』中公文庫
夫が「行こう」と言えばどこへでも。そんな著者が、現在では訪れることさえ難しい中東の地へ。旅の支度から現地での生活の工夫、夫とのユーモラスな会話など。読む者にも貴重な体験をさせてくれる紀行文。
『旅は道づれアロハ・ハワイ』中公文庫
松山善三と共著高峰がこれほど愛した土地はないだろう。30年の間、ハワイに家を持って毎年、夏冬必ず通い続けたハワイの歴史と伝統、文か、人々の暮らし、食……。単なる観光客ではない、訪れる土地に常に敬意と愛情をもって暮らした夫婦の、ハワイ完全ガイドブックであり、名随筆。これを読めば誰でもハワイ通になれる。
『高峰秀子 旅の流儀』新潮社とんぼシリーズ
準備万端、工夫満点、国内外の各地を旅した高峰の旅の極意と、高峰が愛したパリとホノルルにおける姿を、貴重な写真を満載して紹介する贅沢な一冊。
珠玉の随筆
『高峰秀子の反骨』河出書房新社
『類型的なものは好きじゃないんですよ』河出書房新社
『あぁ、くたびれた』河出書房新社
『にんげん蚤の市』河出文庫
晩年の暮らしぶり、老境、身辺の出来事、そして三船敏郎、乙羽信子など、亡き共演者への想いとエピソードが満載されている。殊に車椅子姿の老いた三船を隠し撮りした写真誌に猛然と抗議するくだりは、高峰の正義感を象徴して圧巻である。
『ダンナの骨壺』河出書房新社
『コーちゃんと真夜中のブランデー』河出書房新社
仲が良かった越路吹雪との思い出など、人間から生活まで、若き高峰から老いの入り口に至るまで、名文家の埋もれていた随筆がここに蘇る。
『にんげん住所録』文春文庫
この“高峰秀子人間シリーズ”完結で筆を置いた、著者最後の随筆集。76歳のもと女優が日々をどのように生き、そして日常の些細な出来事に何を見たのか——。まだまだ読みたかったと思わせてしまう、惜別の想い募る一冊。
『にんげんのおへそ』文春文庫
老いてますます観察眼が冴える著者の、なにげなく、それでいて人間の真実を突く筆が、読む者を励ます。
写真集
美術
人生相談
『私のインタヴュー』河出文庫
★市政の人々と語り合う30代の高峰が、女中さんやニコヨンさんなど、当時の下積みの、あるいは市井の女性たちと語り合った貴重な著書。高峰自身が「是非会いたい」と願って実現した本書には、当時の働く女性たちの肉声と時代が記録され、同時に高峰の人間性が読み取れて、貴重。
『いっぴきの虫』文春文庫
★各界の著名人について松下幸之助、木村伊兵衛、杉村春子、有吉佐和子、市川崑……、各界の一流人に夫・松山善三を加えた総勢21組の人々と高峰が交わした会話と逸話を、名文で綴る。高峰の鋭い洞察力と独自の感性が、一人一人の意外な素顔を浮かび上がらせて絶品。
『おいしい人間』文春文庫
“高峰秀子にんげんシリーズ”の第1弾。幼い頃、共演した大河内伝次郎の秘話に始まり、高峰の人間への想い、その視線が胸を打つ名著。
『人情話 松太郎』文春文庫
作家・川口松太郎の口跡を残したいと、高峰が取り組んだロングインタビュー。高峰が父とも慕い、実際、仲人も務めた川口の、その歯切れのよい江戸弁と人間性が見事に浮かび上がる。苦労人2人が忌憚なく語り合う、まさに名人が名人を描いた珠玉の一冊。
『わたしの梅原龍三郎』文春文庫
「君は僕の、まぎれもない友人です」、画壇の巨人をして高峰の何がそう言わしめたのか——。そして高峰が終生、梅原を敬愛したその想いとは? 梅原への敬慕の情をあますことなく綴った、愛情あふれる一冊。
『高峰秀子と十二の女たち』河出書房新社
『高峰秀子と十二人の男たち』河出書房新社
三島由紀夫、成瀬巳喜男、森繁久弥など、続々と発見される高峰の対談を、男性の対談相手だけを新たにまとめた貴重な一冊。
『高峰秀子かく語りき』文藝春秋
★高峰10代から70代までの対談を網羅長谷川一夫、谷崎潤一郎、田中絹代、河野一郎、ドナルド・キーン、井上ひさし など、高峰が24歳の時から78歳まで、延べ74人の昭和の巨人たちと語りつくした 貴重な記録。
結婚
『まいまいつぶろ』河出文庫
★結婚直後の随筆
結婚後、初めて著した一冊。念願の松山善三との生活を始めた高峰の、女性としてのふくよかさが香る希少な著書。妻として主婦として、そして人間として、当時でなくては書けない著者の想いがそこはかとなく漂う。
『高峰秀子 夫婦の流儀』新潮社とんぼシリーズ
知名度から収入などあまりに釣り合わぬカップル誕生に、当時こぞって「3か月で別れる」と噂が流れたのに反して、二人は実に56年という歳月を添い遂げた。その裏にはどのような互いの努力があったのか、また実際、どのような暮らしぶりをしていたのか。結婚している人もいない人も、必ずや得ることがある一冊。
旅
『旅は道づれ雪月花』中公文庫
北海道から九州まで、初老の夫婦が訪ね歩く美味しい店と名旅館。食いしん坊の二人ならではの食感と、夫婦ならではの会話が、読む者に旅の楽しさと地方色豊かな食材、料理の味を堪能させてくれる。
『旅日記 ヨーロッパ二人三脚』ちくま文庫
高峰の死後、発見された旅日記を単行本化した貴重な一冊。高峰主演の「無法松の一生」を携え、夫・松山善三とベネチア国際映画祭に出席。見事金獅子賞に輝くも、そのことはさらりと書いて終わるところがいかにも高峰らしく、稲垣浩監督以下が帰国したあとも二人はヨーロッパに居残って3か月過ごす。淡々とした筆致の中で、ふとした一文に高峰の夫への想いがうかがえる魅力的な一冊。
『巴里ひとりある記』河出文庫
★初の著書
独身時代に著した唯一の著書。27歳でパリに半年“逃亡した”高峰秀子の心境と、現地での貴重な体験を日記風に綴る。この半年が人間・高峰秀子にどのような影響を与え、また高峰はどのように再生したか、その人生の転換期の秘密がわかる一冊。
『つづりかた巴里』中公文庫
松山善三との婚約を発表する時、結婚前夜、そして「引退宣言」と書き立てられた頃……。果たしてその時の心境は?真実は?その時の高峰が自身の筆で綴った、さりげない、だが臨場感溢れる、あまりにリアルな情報に満ちた一冊。
『旅は道づれガンダーラ』中公文庫
『旅は道づれツタンカーメン』中公文庫
夫が「行こう」と言えばどこへでも。そんな著者が、現在では訪れることさえ難しい中東の地へ。旅の支度から現地での生活の工夫、夫とのユーモラスな会話など。読む者にも貴重な体験をさせてくれる紀行文。
『旅は道づれアロハ・ハワイ』中公文庫
松山善三と共著高峰がこれほど愛した土地はないだろう。30年の間、ハワイに家を持って毎年、夏冬必ず通い続けたハワイの歴史と伝統、文か、人々の暮らし、食……。単なる観光客ではない、訪れる土地に常に敬意と愛情をもって暮らした夫婦の、ハワイ完全ガイドブックであり、名随筆。これを読めば誰でもハワイ通になれる。
『高峰秀子 旅の流儀』新潮社とんぼシリーズ
準備万端、工夫満点、国内外の各地を旅した高峰の旅の極意と、高峰が愛したパリとホノルルにおける姿を、貴重な写真を満載して紹介する贅沢な一冊。
珠玉の随筆
『高峰秀子の反骨』河出書房新社
『類型的なものは好きじゃないんですよ』河出書房新社
『あぁ、くたびれた』河出書房新社
『にんげん蚤の市』河出文庫
晩年の暮らしぶり、老境、身辺の出来事、そして三船敏郎、乙羽信子など、亡き共演者への想いとエピソードが満載されている。殊に車椅子姿の老いた三船を隠し撮りした写真誌に猛然と抗議するくだりは、高峰の正義感を象徴して圧巻である。
『ダンナの骨壺』河出書房新社
『コーちゃんと真夜中のブランデー』河出書房新社
仲が良かった越路吹雪との思い出など、人間から生活まで、若き高峰から老いの入り口に至るまで、名文家の埋もれていた随筆がここに蘇る。
『にんげん住所録』文春文庫
この“高峰秀子人間シリーズ”完結で筆を置いた、著者最後の随筆集。76歳のもと女優が日々をどのように生き、そして日常の些細な出来事に何を見たのか——。まだまだ読みたかったと思わせてしまう、惜別の想い募る一冊。
『にんげんのおへそ』文春文庫
老いてますます観察眼が冴える著者の、なにげなく、それでいて人間の真実を突く筆が、読む者を励ます。
写真集
美術
人生相談
『まいまいつぶろ』河出文庫
★結婚直後の随筆結婚後、初めて著した一冊。念願の松山善三との生活を始めた高峰の、女性としてのふくよかさが香る希少な著書。妻として主婦として、そして人間として、当時でなくては書けない著者の想いがそこはかとなく漂う。
『高峰秀子 夫婦の流儀』新潮社とんぼシリーズ
知名度から収入などあまりに釣り合わぬカップル誕生に、当時こぞって「3か月で別れる」と噂が流れたのに反して、二人は実に56年という歳月を添い遂げた。その裏にはどのような互いの努力があったのか、また実際、どのような暮らしぶりをしていたのか。結婚している人もいない人も、必ずや得ることがある一冊。
『旅は道づれ雪月花』中公文庫
北海道から九州まで、初老の夫婦が訪ね歩く美味しい店と名旅館。食いしん坊の二人ならではの食感と、夫婦ならではの会話が、読む者に旅の楽しさと地方色豊かな食材、料理の味を堪能させてくれる。
『旅日記 ヨーロッパ二人三脚』ちくま文庫
高峰の死後、発見された旅日記を単行本化した貴重な一冊。高峰主演の「無法松の一生」を携え、夫・松山善三とベネチア国際映画祭に出席。見事金獅子賞に輝くも、そのことはさらりと書いて終わるところがいかにも高峰らしく、稲垣浩監督以下が帰国したあとも二人はヨーロッパに居残って3か月過ごす。淡々とした筆致の中で、ふとした一文に高峰の夫への想いがうかがえる魅力的な一冊。
『巴里ひとりある記』河出文庫
★初の著書独身時代に著した唯一の著書。27歳でパリに半年“逃亡した”高峰秀子の心境と、現地での貴重な体験を日記風に綴る。この半年が人間・高峰秀子にどのような影響を与え、また高峰はどのように再生したか、その人生の転換期の秘密がわかる一冊。
『つづりかた巴里』中公文庫
松山善三との婚約を発表する時、結婚前夜、そして「引退宣言」と書き立てられた頃……。果たしてその時の心境は?真実は?その時の高峰が自身の筆で綴った、さりげない、だが臨場感溢れる、あまりにリアルな情報に満ちた一冊。
『旅は道づれガンダーラ』中公文庫
『旅は道づれツタンカーメン』中公文庫
夫が「行こう」と言えばどこへでも。そんな著者が、現在では訪れることさえ難しい中東の地へ。旅の支度から現地での生活の工夫、夫とのユーモラスな会話など。読む者にも貴重な体験をさせてくれる紀行文。
『旅は道づれアロハ・ハワイ』中公文庫
松山善三と共著高峰がこれほど愛した土地はないだろう。30年の間、ハワイに家を持って毎年、夏冬必ず通い続けたハワイの歴史と伝統、文か、人々の暮らし、食……。単なる観光客ではない、訪れる土地に常に敬意と愛情をもって暮らした夫婦の、ハワイ完全ガイドブックであり、名随筆。これを読めば誰でもハワイ通になれる。
『高峰秀子 旅の流儀』新潮社とんぼシリーズ
準備万端、工夫満点、国内外の各地を旅した高峰の旅の極意と、高峰が愛したパリとホノルルにおける姿を、貴重な写真を満載して紹介する贅沢な一冊。
珠玉の随筆
『高峰秀子の反骨』河出書房新社
『類型的なものは好きじゃないんですよ』河出書房新社
『あぁ、くたびれた』河出書房新社
『にんげん蚤の市』河出文庫
晩年の暮らしぶり、老境、身辺の出来事、そして三船敏郎、乙羽信子など、亡き共演者への想いとエピソードが満載されている。殊に車椅子姿の老いた三船を隠し撮りした写真誌に猛然と抗議するくだりは、高峰の正義感を象徴して圧巻である。
『ダンナの骨壺』河出書房新社
『コーちゃんと真夜中のブランデー』河出書房新社
仲が良かった越路吹雪との思い出など、人間から生活まで、若き高峰から老いの入り口に至るまで、名文家の埋もれていた随筆がここに蘇る。
『にんげん住所録』文春文庫
この“高峰秀子人間シリーズ”完結で筆を置いた、著者最後の随筆集。76歳のもと女優が日々をどのように生き、そして日常の些細な出来事に何を見たのか——。まだまだ読みたかったと思わせてしまう、惜別の想い募る一冊。
『にんげんのおへそ』文春文庫
老いてますます観察眼が冴える著者の、なにげなく、それでいて人間の真実を突く筆が、読む者を励ます。
写真集
美術
人生相談
『高峰秀子の反骨』河出書房新社
『類型的なものは好きじゃないんですよ』河出書房新社
『あぁ、くたびれた』河出書房新社
『にんげん蚤の市』河出文庫
晩年の暮らしぶり、老境、身辺の出来事、そして三船敏郎、乙羽信子など、亡き共演者への想いとエピソードが満載されている。殊に車椅子姿の老いた三船を隠し撮りした写真誌に猛然と抗議するくだりは、高峰の正義感を象徴して圧巻である。
『ダンナの骨壺』河出書房新社
『コーちゃんと真夜中のブランデー』河出書房新社
仲が良かった越路吹雪との思い出など、人間から生活まで、若き高峰から老いの入り口に至るまで、名文家の埋もれていた随筆がここに蘇る。
『にんげん住所録』文春文庫
この“高峰秀子人間シリーズ”完結で筆を置いた、著者最後の随筆集。76歳のもと女優が日々をどのように生き、そして日常の些細な出来事に何を見たのか——。まだまだ読みたかったと思わせてしまう、惜別の想い募る一冊。
『にんげんのおへそ』文春文庫
老いてますます観察眼が冴える著者の、なにげなく、それでいて人間の真実を突く筆が、読む者を励ます。
美術
人生相談
ダイジェストで高峰を知るムック
松山善三の著書
斎藤明美の著書
『高峰秀子の言葉』文春文庫
女優・高峰秀子が放った、嘘偽りのない、魂を揺さぶる 30 の言葉
「忙しい時ほど余裕を持たなきゃいけないよ」
「超然としてなさい」
「何でも、まず、やってみせることです」
「食べるときは一所懸命食べるといいよ」
「人はその時の身丈に合った生活をするのが一番です」
「学校へゆかなくても人生の勉強は出来る」
「いい思い出だけあればいいの。
思い出はしまう場所も要らないし、盗られる心配もない」…
養女として、晩年の高峰の一番近くにいた著者は、高峰のことを「極めて言語能力が高い人だった」と語る。言葉に嘘がなく、飾りや婉曲、蛇足が全くない。そして思わず笑ってしまう、ウィットに溢れている。
決して忘れ得ない、名女優が遺した言葉を、その折々のエピソードと共に綴る。
『高峰秀子との二十年』草思社文庫
『高峰秀子おしゃれの流儀』筑摩書房
★自宅内を撮影した希少版『高峰秀子の流儀』新潮社
動じない、求めない、甘えない、振り返らない、こだわらない……。唯一側にあることを許された著者が、日々高峰に接しながら、じかに見て聞いた、高峰の姿、行動、言葉から読み解いた“人間・高峰秀子”の姿、とその生き方。否定形で表現する中にあえて高峰の真髄を見た秀作。
『女優にあるまじき高峰秀子』草思社
『煙のようになって消えていきたいの~高峰秀子の言葉』PHP研究所
『高峰秀子の捨てられない荷物』ちくま文庫
55歳で引退した女優・高峰秀子のその後を綴った詳伝。生涯高峰を呪縛し続けた養母との確執、その最後、幼い時からその生活を担わされた血縁との確執など、誰も書けなかったその歳月を、唯一書くことを許され、のちに養女となった著者が、高峰本人と夫・松山善三の言質を交えながら克明に描いた力作。
『高峰秀子の引き出し』マガジンハウス
一体、高峰の引き出しの中には何が入っていたのか——。工夫とアイデアに富んだ、高峰の毎日の暮し方。
『高峰秀子解体新書』PHP研究所
高峰86年の人生をキーワードで、そして人間・高峰を身体の部位で解体する一冊。
『高峰秀子の言葉』新潮社
「他人の時間を奪うことは罪悪です」「人はその時の身丈に合った生活をするのが一番です」「人を見たら敵だと思いなさい!」……。常に己に厳しく生きた高峰がふと漏らす言葉に込められた人間の真理。読めば必ず膝を打ち、唸り、やがて静かに胸に染み入ることだろう。
『高峰秀子 旅の流儀』新潮社とんぼシリーズ
準備万端、工夫満点、国内外の各地を旅した高峰の旅の極意と、高峰が愛したパリとホノルルにおける姿を、貴重な写真を満載して紹介する贅沢な一冊。
『高峰秀子が愛した男』河出書房新社
人気絶頂の女優がなぜ無名の助監督を夫に選んだのか——。高峰の厳しい眼は、彼の何を見たのか? 松山の何が高峰の心を動かしたのか? 高峰が終生愛した松山善三とはどんな男なのか? 著者しか知りえない、高峰が松山を、松山が高峰を評した言葉と、貴重な写真によって、その秘密を解き明かす。
『高峰秀子 夫婦の流儀』新潮社とんぼシリーズ
知名度から収入などあまりに釣り合わぬカップル誕生に、当時こぞって「3か月で別れる」と噂が流れたのに反して、二人は実に56年という歳月を添い遂げた。その裏にはどのような互いの努力があったのか、また実際、どのような暮らしぶりをしていたのか。結婚している人もいない人も、必ずや得ることがある一冊。
『高峰秀子 暮しの流儀』新潮社とんぼシリーズ
最初で最後の親子3人による著書。最期の衣食住にわたり、高峰の選択と好み、工夫を、美しい写真入りで紹介。殊に老後の暮しぶりは、高峰の多くを望まず、一層そぎ落とされた心境が反映されて、興味深い。これからどう暮らすか、老後をどう暮らすか、心にある人には必見の書。
『家の履歴書~文化人・芸術家編』キネマ旬報社
『家の履歴書~今は亡きあの人編』キネマ旬報社
『家の履歴書~男優・女優編』キネマ旬報社
『最後の日本人』新潮文庫
高峰秀子をはじめ、吉行あぐり、双葉十三郎、緒形拳、王貞治、山田洋次、戸田奈津子……、著者が敬愛する人々をインタビューと共に描いた人物エッセイ。一流人ならではの輝く言葉がまぶしい。